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 以前から憧れでもあったリゾート地でのアルバイトを始めることもできて、かなり楽しい日々を過ごしていました。
だけど、休日の過ごし方に困るようになってしまったんです。
遊ぶ友達もいるわけでもなく、気軽に時間を潰すこともできないでいたんです。
だから休日は社員寮となっているワンルームマンションの中で、ゴロゴロとしているばかりでした。
自分と同じようにリゾートバイトをやっている仲間がいて、彼はいったいどのように休日を過ごしているのか?これが気になっていたんです。
それは、大浴場を掃除する日の事でした。
彼と一緒に風呂を掃除していたとき思い切って聞いてみたんです。
そうしたら、意外な答えが返ってきたのです。
「高さんは、オフはなにして時間つぶしてるんです?
俺なんかなにもやる事なくて、ゴロゴロしてばかりですよ」
彼は二つ上のバイト仲間でした。
自分より先にここのリゾートバイトにやってきていたんです。
自分よりも早めにこの地で生活をしてるので、なにか良い余暇の過ごし方でも教えてくれるんじゃないかと思いました。
「なんだ遊ぶこともできないで困っているのか」
「そうなんですよ、ここ俺より先輩だからなにか知ってるんじゃないですか?」
「俺はさ女の子連れ込んで一発楽しんでいる」

「えっ?」
一発楽しんでいると言う事は、セックスをしていると言う意味なのですが、それが本気なのか冗談なのかなかなか分りませんでした。
「からかってませんよね?」
「からかってなんかいねぇよ」
かなり真顔で言ってきたのです。
リゾートバイト中なのに出会いなんか見つけられるの?って感じでした。
でもそれが本当だったら自分も、そのような楽しみを何とか手に入れたいなという気持ちにもなっていたんです。